2007-03-30から1日間の記事一覧

「直感的」とはなんだろう(3)

もう半分は、コンピュータの中のデータは、必ずしも「モノ」として表現できるものばかりじゃない、ということなんだよね。正確に表現すると、「モノ」なんだけど、色々なカタチをとれる、というほうが正しいかな。たとえば、本棚に本が並んでいる。これは、…

「直感的」とはなんだろう(2)

さて、いままでの部分では、「ドラッグ&ドロップ」を、「何処かから別の何処かに動かす」ということに対する直感的な操作だ、ということを前提にしてきた。しかし、これは本当のことなんだろうか?ここに、一番むずかしい問題が存在しているのだった。この…

マルチウィンドウを生き返らせる方法

ぼくたちがPCの上で操作しているものが「アプリケーション」であるのならば、マルチウィンドウである必要はない。けれど、ぼくらが操作しているものが「データ」であって、それが色々なウィンドウの間でやりとりされる「もの」であるならば、それぞれに応じ…

ドラッグ&ドロップという思想(3)

このへんで、「ドラッグ&ドロップ」を中心に据えると、操作はどんなふうに変わるのか、ということを考えてみよう。昨日のエントリでは「drugdropupload」というFirefoxの機能拡張を使えば、ということをちょっとだけ書いた。https://addons.mozilla.org/ja/…

「直感的」とはなんだろう(1)

ドラッグ&ドロップは、実は、計算機を知っている人にとってはあまり直感的なものではない。昔なにも知らなかったころは、なんて直感的なんだろう、とか思っていたけれど、実際にドラッグ&ドロップを使ったプログラムを書いてみてびっくりした。あたりまえ…

ドラッグ&ドロップという思想(2)

言い古されていることのはずなんだけれど、自分の言葉でもういちど語り直してみたくなった。たとえばこう考えてみよう。片方のウィンドウでは、たとえば「桜の写真」がポンと置かれている。もう片方のウィンドウには、どこかのウェブサイトが開かれている。…