LEMON ANGEL PROJECT、#1

いろんなところで主人公の棒読みがヒドイという話を聞いていたので、どんなもんかと期待していた棒読みマニアのオレですよ。…のだが、ぜんぜんひどくないじゃん!0.7ぴちぴちピッチくらいじゃないですか。これといってアピールポイントがない(と思われている)子がアイドルへの道に踏み入れる、という物語である以上は、主人公の智は序盤では道化として扱う必要があるわけだし、オタオタしているシーンがなんだか危ういのは計算のうちだろう…というか計算じゃないかもしれないけどそう見ることも可能というか。作画面も結構がんばっていて、そもそもキャラクターデザインはかなりキャッチーなので、絵的には十分魅力的と言ってもよいであろう。そもそも、キービジュアルがキャッチーだったので見ようという気になったわけだし。

しかし、歌モノにしてはちょっと歌の面が弱い気がします…。ここがいまいちだと作品の説得力に響くので、なんとかがんばっていただきたい。avex絡みでは「チャンス・トライアングルセッション」はかなり良かったので、それを上回るレベルを期待したいところ。まあ、「ぴちぴちピッチ」のように100回くらい聴いたらどうしようもなくメロメロになってしまったという例もあるので、このテの作品についてファーストインプレッションだけで語るのはちょっとキケンですけどね!