iPhone3G ファーストインプレッション(2) プッシュカレンダー

昨日はちとネガティブなことを書きすぎたかも。既にnotificationの仕組みは動いてるんだから、遠からずきちんとMobileMeと整合したカタチになるのではないかと期待しています。

さて今回は、MobileMeのプッシュカレンダーについて。10日に.macがクローズして以来、なかなか再オープンしなかったり、オープンしても重くて使い物にならなかったり認証エラーが多発したりアドレスブックが延々開かなかったりと、高い負荷に手こずってる様子が見受けられますが、それは追々よくなっていくものと考えましょう(まあ、.macを使ってた身としては、そうカンタンに改善されるとも思えないわけですが、それはそれとして!)。今のところどう動いているのか観察してみました。

題材は、Leopard上のiCal、www.me.com上のウェブアプリとしてのカレンダー、iPhone3G(iPod touch)のカレンダー。iPhone3GとSystem Software 2.0を導入したiPod touchは、同一の設定で同等の動作をしたので同一視します。

プッシュカレンダーを使うためにはまず、iPhone3G側でMobileMeのアカウントを設定した上で「カレンダー」をOnにします。その次に、[設定]→[データの取得方法]→[詳細]で、MobileMeアカウントのカレンダーについて、「プッシュ」を選択します。これで、iPhone3Gのカレンダーはプッシュモードになります。

まず、MobileMeのウェブアプリからスケジュールを入れてみると、以下のようになります。

無事に入りました。MobileMeのカレンダアプリは、確かにiCalとかなり使い勝手が近いです。ほんでもってiPhone3Gのカレンダーを見てみると、

即座に反映されています。一方、iCalの動きはちょっと不思議。最初にやったときは、iCalを見ると

即座に反映されていました。しかし、MobileMe上で即座にいくつもアップデートを行うと、iCalには反映されていません。このあたりは、iCalの同期設定にヒミツがありそうです。MobileMeのプッシュカレンダーを使うときは、[システム環境設定]→[MobileMe]→[同期]のところで「MobileMeと同期:自動」と設定します。

つまり、iCalMobileMeの間は、プッシュで情報をやりとりしているのではなく、.Mac時代のよーなデータ同期ベースで動いている模様。同期のタイミング制御に何らかのnotificationメカニズムがありそうな雰囲気もありますが、完全ではないように見えました。(もっともうちがNAT環境なので、という可能性もある)

以上、MobileMeのカレンダーウェブアプリとiPhone3Gのカレンダーアプリの間はほぼカタログ通りの振る舞いになっており、iCalに関してもタイトな同期作業がないのであれば問題なく使えるものになっているのではないでしょうか。