Lantis配信楽曲のジャケ品質がいまいつつくらいな件

LantisがかなりアグレッシブにiTunes Storeで楽曲配信を開始してくれた点については、個人的に何の文句もなくそれどころか大歓迎なわけだが、配信されている楽曲のジャケ品質がいまひとつ、いやいまいつつくらいなのだった。さすがにこれは改善してもらいたいので、ちょっと晒してみる。

まず、iTunes Storeで買ったLeer Liedのジャケから(っていうかCDで持ってるのにiTunes Storeでもまた買うなんてどんだけkukuiが好きなんだと小一時間ほど問い詰めたいがそれはともかく)、一部分を抜き出したものが以下である。

うーん、沢城みゆきバンザーイ。じゃなかった、ドットのジャギーが極端に目立つひどい画質である。さすがにウェブサイトで出している極小サイズのジャケットを流用したものではないようだが、元の画像をニアレストネイバー法で縮小したかの如きジャギーが目立つ、そしてシャープネスをかけすぎたかのような画像である。

対して、CDから取り込んできっちり補正したものは、以下のようになる。

線は美しいだけではなくきちんと色合いもなじんでおり、また不自然な強調もない。

もひとつ、Ceuiさんの歌声が麗しい「微睡みの楽園」を比較してみよう。

空の憂いを秘めた表情が実に麗しい……じゃなかった、なんでせつながジャケじゃないんだろう……でもなかった、あごのあたりの線がガタガタです。全体的に白っぽいのでLeer Liedほどは気にならないけど、線にきちんとアンチエイリアスがかかってない点はとにかく気になる。

取り込み版はこっち。これは激手間がかかっているデータですが、ちゃんとしたスキャナで大きなサイズで取り込んできっちり縮小すれば、少なくともiTunes Store版のようなデータにはならないはず。

印刷データからでさえ、きちんと手間をかければこのクオリティにはなる。オリジナルのデータを保持しているのならばせめてこのレベルは実現されないと、商品としては厳しいのではないか。非現実的なまでに手を掛けてほしいと言っているのではなく、常識的なレベルのクオリティを維持してもらいたいと願うのはわがまま過ぎるだろうか。