Leopardに関するあれこれ : Time Machineの落とし穴

TimeMachineのすばらしい点は既に語られていると思うので、今回はぼくが遭遇した落とし穴について。ぼくはMacProを使っている。こいつは、使えるドライブベイが4つあるので、このベイにディスクをフルフル4台入れて、以下のように使おうと思っていた。

  • Disk A [system] -> Disk C [backup/system]
  • Disk B [data] -> Disk D [backup/data]

いまバックアップに使っている.mac backupは当然こういった設定も可能だし、AppleInsiderの記事にも"multiple disks"のバックアップは可能と書いてあったから、当然こういう構成も出来るものと思っていたのだけど、ところがどっこいバックアップに使えるディスクは、実際に何ドライブ使ってたとしても常に1つ。これじゃ、2つ以上のディスクを使える環境にある人はどうなっちゃうのと。使っているドライブの合計容量が現在出ている最大容量のディスクより大きければ、アウトじゃないですか。

たしかに今現在Macのラインナップの中で2台以上ディスクを内蔵できるのはMacProだけだし、過去も最上位デスクトップマシンだけだったわけだが、いくらなんでも乱暴すぎやしませんか。幸い、今現在使っているDisk AとDisk Bはそれぞれ500GBだったので、バックアップ先ディスクを1TBにすることでなんとかなりそうだけど、目論見が外れてがっくしです。もちろん、バックアップ先を構成するにあたって、RAIDのディスク連結とかを使ってもよかったんだけど(上のDisk CとDisk Dで連結セットを作る)、せっかくのバックアップで安全性を低下させるようなディスク構成にはしたくないしねえ。

USのディスカッションフォーラムでも多少話題にはなっているみたいだけど、思ったほどではなかった。MacProで2台以上ディスクを使ってる人ってあんまりいないのかなあ。

ほかにも、AirMacの無線ディスクはダメとか、ネットワークディスクも相手がLeopardじゃなかったらダメとか、いろいろと細かい制限があるので、ウリ文句に書いてある「USB外付けディスク」以外を使おうとしている人は要注意です。まあ、iMacMacBookなど1ドライブマシンで外付けUSBドライブにバックアップを取るという90%くらいの人が該当するであろうユースケースを想定しているんだろうから、極限までシンプルな設定で使えるこの設定パネルは間違ったデザインだとは思わないんだけどね。バックアップというセンシティブなことだけに、もうちょっと細かい設定ができる拡張オプションは必要だったと思うよ。(一瞬、片方をTimeMachineで、もう片方を.mac Backupでバックアップをとるという本末転倒なことをやろうと思ってしまったよ!さすがにアホらしくなってやめたけど)