Leopardに関するあれこれ : Spacesをどう使うか

うまく使えば便利なのだけれども、使い所が難しいのが仮想デスクトップ機能。Spacesはexpose全ウィンドウ表示のような一覧画面を持っていて、ここでウィンドウの入れ替えやデスクトップの移動が出来ることから、いままでの仮想デスクトップより遥かに便利なんだけど、それが単なる仮想デスクトップに過ぎない以上問題もいろいろある。一番大きい問題は、結局のところ仮想デスクトップというのは大きな意味でのモードの変換になってしまうので、別デスクトップにあるウィンドウへの意識は、同じデスクトップにあるウィンドウよりも大幅に減ってしまうという点。

最初のうちは、Parallelsといくつかのモニタリングの機能だけを別ワークスペースに振って、あとはいままで通りで使っていたのだけれど、どうも不満がある。Windowsを使っている間にも、Emacsにすぐメモりたいし、IMにも応答したい。別ワークスペースのウィンドウへのアクセスは、依然として、思ったよりもストレスがあった。

この問題を解決するために、Spacesにはアプリケーションに対して操作スペースの固定割り当て機能がある。「すべての操作スペース」を割り当てれば、どのワークスペースにもそのアプリケーションが表示されるようになる。

少し考えた上で、IM系とエディタとFinderを「すべての操作スペース」にして、それ以外のアプリをいくつかの機能グループ別に4つのワークスペースに割り振ってみた。画面左側に常時アクセス系ウィンドウを集中させて、画面右側にワークスペース固有のアプリが配置するようにした。

これもまだベストだとは思えないし、もっといい解決法があるようにも思えるのだが、とりあえずはこれで運用してみたい。