レポジトリをリモートディスク(Samba/Linux)の上に置く

今回は、最終的に容量400GBくらいのファイルサーバを作って、その上に、今ある12000曲くらいのCDを全部Apple Lossless化して入れることを目標にしている。

Linux側はsamba3.0.4+libiconvを使用。当初、大昔に入れたsamba3.0.0を使ってたら、SIGSEGVで落ちまくってかなり困った。samba3.0.4は、ごく普通にインストールすればok。http://www.samba.gr.jp/からダウンロードして、http://www.atmarkit.co.jp/flinux/special/samba3b/samba01.html このあたりを読めばすんなり入る。インストール後は、ユーザの設定とiTunesディレクトリの公開を行う。

# smbpasswd -a (username)

smb.confはこんな感じ。

[global]
dos charset = CP932
unix charset = EUCJP-MS
display charset = CP932
netbios name = HANON
passdb backend = tdbsam
socket options = TCP_NODELAY SO_RCVBUF=8192 SO_SNDBUF=8192

[itunes]
path = /home/public/iTunes
writeable = yes

ほぼそのまんまデフォルト状態です。

昔、sharity経由でiTunes Musicディレクトリをリモートに置いていたときは、使えない文字(「〜」など)が大量にあって非常に困りましたが、Samba3.0を使うと通信路がUnicodeベースになっているので、手もとにある大量のレポジトリも問題なく移行可能でした。一点問題になったのは、DCPRGの『ピアノ、ウッドベース、ドラムス、トランペット、フルート、フレンチ・ホルン、チューバ、テナー・サックス、トロンボーンによるチャールズ・ミンガス風「カズコ・マツオ」』という曲が、タイトルが長過ぎて問題が発生。手元では全角75文字でだめになりましたが、制限は別のところにあってたまたま75文字でエラーが出たんだろうな。

既存のレポジトリから移行する場合は「iTunes 4 Music Library」などの管理ファイルは、$HOME/Music/iTunesに置いておき、iTunes Musicディレクトリのみを好きな場所に移動すればよい。その後、環境設定の「詳細→"iTunes music"フォルダの場所」に、移動先を設定。あとは勝手にiTunesの管理ファイルとiTunes Musicディレクトリの内容の間で同期をとってくれます。が、非常に時間を要するので注意。